健康寿命と平均寿命の差をなくす

健康寿命と平均寿命の差をなくす

『越境トーク』~「未来を生きる子どもたちにいま何を教えるべきか」~

【サロン名「ポポラ」(イタリア語)に込めた想い】

-16-1 理学療法士:相馬さん-

 

 

越境トーク第16弾は、

大学時代に抱いた夢を封印せず、就職して8年後に夢に向かって一念発起!

退路を断って国家資格に挑戦し、見事に理学療法士となった相馬さん。

さらに理学療法士として病院勤務から8年後に起業。

常に信念と理想に向かって前進する女性です。

 

ここで理学療法士とは

簡単に言ってしまえば動作の専門家

各個人の身体機能や痛みの評価・分析をした上で、基本動作の改善からリハビリテーションまでを支援する専門家で、主に医療と介護の世界で活躍しています。

 

 

仕事への思い(ビジョン)

運動もやり方次第で逆効果なの?

 

相馬さんは理学療法士として、病院に勤務していましたが、「治療」ではなく「予防」の必要性を痛感します。

そして2012年、理学療法士としては類を見ない挑戦でしたが、身体のトータル的サポートを提供するサロン【ポポラ】を開設しました。

 

※『 』は、相馬さんの言葉を表します

 

 ポポラでは、身体のケアも行いますが、
主には予防的立場にたち、体を健康に維持することを目的とした運動指導(運動がより効果的になるような基本的な関節や筋肉の使い方等)を行っています。

 

昨今、運動がブームですが、間違ったイメージで体の使い方を習得し、間違ったまま運動を続けてしまうと体には逆効果です。

例えば、足首が硬いままコンクリートの上を歩いていればひざを痛めます

 

また、多くの人が、体(の一部)がカチカチに固まった状態で運動をしているので、各筋肉の使い方がアンバランスになっています

 

ポポラでは、運動が身体にプラスになるように、筋膜を緩めて特定の筋肉ストレッチをしたり、インナーマッスルを意識したり、重心の位置を見直したりします。

 

 

 

平均寿命と健康寿命の差って何?

 

さて、現代は医療の発達で長生きする時代です。

でも、長生きしても、筋肉、骨格、骨、関節系がボロボロだったら、元気に過ごすことはできません。

 

健康寿命って聞いたことありますか?」

元気に自立して過ごせる期間のことを健康寿命と言います。

 

現在、平均寿命と健康寿命には大きな差があることが課題で、寝たきりとか介護が必要な状態で生きている期間がかなりあるということです。

※厚生労働省の2016年統計データによれば

男性 健康寿命72.14歳 平均寿命80.98歳 要介護が必要な期間8.84年

女性 健康寿命74.79歳 平均寿命87.14歳 要介護が必要な期間12.35年

また、平成25年からの10年間で、

平均寿命は、男性では1.06年、女性では1.07年さらに延びると予測されています。

今後、平均寿命が延びるとともに、不健康な期間も延びることが予想されるため、健康寿命を延ばすことは、とても重要だと言われています。

 

相馬さんは、
『健康寿命を延ばし、平均寿命と健康寿命を一致させることに貢献することは、大きなビジョンの1つ』
と言います。

 

 

子どもの身体に異変が起こっている!?

 

健康寿命の課題は、中高年以降の問題ではありません。

いま、子どもたちの身体におかしなことが起こっています。

 

例えば、相馬さんに次のような相談が入ると言います。

 

 その1 立ち幅跳びで筋肉痛を発症し、痛がって歩けないという相談


→普段使っていない筋肉(腸腰筋)を使ったから起こっただけなので、テーピング一本で楽になると助言したら、元気に登校したということでした。

 ※遊びの変化から腸腰筋が普段使われていないと考えられます。

 

その2 走り方がおかしいから陸上教室に通わせた方が良いかという相談


→体幹を安定させ、四肢をコントロールする能力がないので、それらを身に付ける必要があります。

走り方を教えるのはそのあとで、先にポポラにきて身体をみせてと助言しました。

※骨盤から足を運ぶ動作ができないから足先だけで走っていると考えられます。

 

 

 

現代っ子の身体づくり

 

 私は、サロンでの活動を続ける中で、身体の予防には教育とのコラボが必要だ!と物凄く感じてきています!!

子どもたちが大人になって人生を豊かに生きるためにも、健康を維持する、自己管理能力の高い大人になってほしいです。

 

そのため私には、学校教育で実現したい夢がいくつもあります。


例1) 体を支えるのは筋肉で、健康を維持する正しい使い方を小学校から教えたい

 

例2) 体育の授業や部活動等で行うストレッチを、もっと効果のあるものにしたい

 

例3) 運動器検診を充実させたい

現在は側弯症検査が各家庭に任されていますが、1人1人の身体をしっかりとみて、個々に応じた体の使い方を指導・助言をしたいです。

 

また、運動器検診には、現代っ子だから近年入った検査項目がいくつかあります。

しかし、検査に引っかかったから指導をするのは後手です。


危惧されるのだから、むしろ先手必勝で、股関節や肩甲骨周りを鍛えて柔軟性をあげるなど、課題が顕在化しないように、プログラムを行う方が得策です。

 

時代の変化から子どもたちの遊びが変わり、使わなくなっている筋肉や体の使い方があるから、強制的に使うような場の設定等の工夫が必要なのです。

 

 

 

私はジムに通って普段から体を鍛えていたので、健康には自信がありました。

ところが、相馬さんに身体の機能を診てもらったところ、身体のあちらこちらに不具合があることが分かりました。

正しい運動を知ることがとても重要だということを、今回身をもって知る機会にもなりました。

 

 

 

今日の話が、あなたの気付きになれば幸いです。


「未来を創る子どもの先生」が育つ環境を創っていくために。
志と情熱のある方々と、ご縁で繋がっていけたら幸いです。

0