「出逢い(出合い)」は「チャンス」

「出逢い(出合い)」は「チャンス」

『越境トーク』~「未来を生きる子どもたちにいま何を教えるべきか」~

【お米からご飯までをデザインする】

-15-3 安東米店:長坂さん-

 

ごはん炊きをスイハニング(炊飯+ing)という言葉で表現し、お米がご飯になるまでのプロセスのすべてをデザインするお米屋さんの長坂さん。

第1話では、「スイハニングマイスター」長坂さんの炊飯へのこだわりを、第2話では、長坂さんが仕事で大切にしていることをお伝えしました。

第3話では、長坂さんのハプンスタンスアプローチ(「キャリアの8割が予期しない出来事や偶然の出会いによって決定される」という考え)をお伝えします。

 

 

出来事や出逢い(ハプンスタンスアプローチ)

 

出逢いのきっかけはアルバイトであり飲み会だった

『 』は、長坂さんの言葉を表します。

『 私の人生は、必然の出逢いの連続によって今に至っていると思っています。

 

タイヤメーカーが世界に打って出る夜明け前に自分が関わっていたことは、意味がある出来事だったと思っています。

たまたま友達が誘ってくれたアルバイト先で、Hさんに出逢いました。

(※ストーリーは第2話参照)

 

また、20年ほど前に、新聞記者の先輩が飲み会に誘ってくれました。

無下に断ることもできず、行ったところ、そこにいたのが、のちにカミアカリを発見する稲作農家の松下さんです。


彼とは、今では大きな夢を語り、共に前に進んでいくパートナーですが、この時の飲み会がきっかけで繋がりました。

当時は2人とも、まだ技術も知識もなく、これから勉強を積んでいこうとしている状態での出逢いでした。

 

 

カミアカリとの出合い

 

『 カミアカリとの出合いも大きいです。

田んぼからお茶碗まで、お米からご飯を食するまでのすべてをデザインしたいと思うようになったのは、カミアカリとの出合いからです。

 

面白がって探究していくスピリットを発動させるスイッチが、カミアカリにはありました。

カミアカリは、カミアカリにしかない魅力をもつ凄い品種ですが、ある意味無茶苦茶で、そのまま商品にはできませんでした。


カミアカリの魅力をいかに開拓し表現していくか、そしてどうやって世の中に伝えていくか、探求が必要でした。


カミアカリを開拓するために、私の中で様々な学びが始まったので、カミアカリが今の私をつくったと言っても過言ではありません

 

 

Howばかり教え、Whyがない!? 学校教育

 

私は、今になって探究する楽しさ、勉強の面白さを実感しています。

私は、学校での勉強は、方法ばかり教わってきた感じがします

だから、勉強が面白いと思ったことはありませんでした。

 

課題を与えて方法を探らせてくれればいいのに、方法を先に教えてしまうから面白くないと思うのです。

 

自分の子どもも「何のためにこれやるの?」と時々訊いてきます。

これは、課題が与えられる前に方法論ばかり伝えているからではないでしょうか。

 

よくお客さんに「お米は何回研げばいいのですか?」と尋ねられます。

「寿司なら艶が欲しいので、4~5回」

「日常的に食べるのであれば、栄養を残したいから1~2回」

ケースバイケースで正解はなく、どうしたいかで、自分で決めればよいものです。

 

でも、「答えが1つ」だと思っている人がとても多いように感じます。


自分で、いまどうしたらよいのか考えて動けることが大事です。

もちろん、基本の知識がベースにあることが大切ですが、考えることをしないで答えを求めようとするのはよくないと思うし、それでは面白くないですよね。

 

私は、いつも「着地点を明確にすること」を意識します。

目的を明確に持てば、そこにたどり着くプロセスをどうデザインするかは、自分で工夫ができます

目的が明確であれば、プロセスで失敗しても、方法は修正し、デザインし直せばよいと考えることができます。

 

 

 

「振り返って見ると、あれは必然的な偶然だったな」という「人との出逢い」や「出来事との出合い」がありませんか? 

始めは、案外疫病神のような顔をしている人生を好転させるような出逢い(出合い)も多々あります。

 

「人との出逢い」と「出来事との出合い」がキャリアにどのくらい影響するかは、人それぞれ違いますが、私の中では、「出逢い(出合い)」は「チャンス」だと思っています。

 

長坂さん、インタビューのご協力ありがとうございました!

※ハワイでのスイハニング講座より

 

 

今日の話が、あなたの気付きになれば幸いです。


「未来を創る子どもの先生」が育つ環境を創っていくために。
志と情熱のある方々と、ご縁で繋がっていけたら幸いです。

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