見栄を張らないことが人から愛される秘訣

見栄を張らないことが人から愛される秘訣

『越境トーク』~「未来を生きる子どもたちにいま何を教えるべきか」~

【静岡ブランドを立ち上げみんなで前に進んでいく】

-13-3 三代目板金屋:山崎社長-

 

 

越境トーク第13弾は、

かつて徳川家康に駿河の国(静岡県)に集められた鎧や刀の職人の技術と感性をルーツに、モノづくりに熱い情熱と技術で挑戦し続けている女性社長の山崎さんです。全3回の今日は第3話です。

 

次世代を育てる~子どもが金属に触れる機会

 

山崎社長は、自社ブランドを「3代目板金屋」と名乗っています。

「3代目」という意味は、2代目である山崎社長の次を継ぐ人を表すのではなく、次世代に板金の技術を繋いでいく職人を育てていくという意味を込めているそうです。

※ちなみに、板金は「機械板金」「車の板金」「建築板金」があり、3代目板金屋は機械板金を扱っています。

 

 

次世代を育てるという意味で、山崎社長はモノづくり離れを危惧します。

『 』は山崎社長の言葉を表します。

『 先日うちの職人と小学生の息子さんが、アルミ箔で球をつくることに挑戦しました。

アルミ箔を1箱使って丸め、それをトンカチで叩いて固め、ピカピカに磨き上げて銀の球をつくるのです。


「どうすれば光るのか?」などを、プロセス(作業工程)の中から学べます。

次世代を担う子どもたちには、モノづくりに触れ、金属の素晴らしさを見て、触って、学んでほしいと思います。


日本はモノづくり大国ですが、様々な分野で、モノづくりの継承者がいなくなってきています。

モノづくりは日本の産業を支えている営みです。


モノづくりの企業が衰退していくと、製造業の機械が海外製になり、品質が落ちて、モノがつくれなくなっていきます。

だから、モノづくりを継承していくためにも、子どもの頃からモノづくりのいろいろな素材に触れてもらいたいと思います。


紙の質感、金属の質感などを五感で知ってほしいですね。

 

学校の授業でも、以前は木工室や金工室で作業をしてモノをつくった経験をミドルの方は多いと思いますが、現在は情報教育の波もあり、モノに触れるよりもパソコンを触る方が多くなってきています。

 

 

仕事で大切にしていること

 

山崎社長に、仕事で大切にしていること(クライテリア)について、語っていただきました。

『 社員が「人として成長していく」ことが一番の楽しみで、それをサポートしていくことが自分の仕事だと思っています。


人としての成長とは、

例えば、喧嘩が起きた時に、自分が変わらないと相手も変わらないことを一緒に考えます。

問題が起きた時には、あえて相手の良いところを探して見ることが大事だ!」と、

促します。

人としてより良く生きていくために、一緒に考え、成長していきたいと思っています。


大人になると、鎧を着てしまっているので、なかなか変われないものです。

でも、何かきっかけがあった時に人は変わるので、機会を見逃さないように心がけ、機会があるごとにヒントを落とし、一緒に考えるようにしています

 

 

 

仕事への思い

 

『 私の「あり方」の根底にあるのは、中小企業家同友会での学びです。

良い会社をつくっていくというのは、自社だけが儲かる経営ではなく、人を大事にする経営である。」

これは、ずっと大事にしてきている学びの1つです。

 

同友会を始め、他人からの学びは大きいです。

このため、私は、常にアンテナを高くし、いろんな情報を得る努力をしています。


様々なつながりを大事にし、見栄を張らないことを心がけています。

見栄を張らなければ様々な情報が入ってくるし、いろいろなことを教えてもらえます

 

そして、良いと思ったことはすぐ行動し、挑戦してみます。

しかし、ダメだと思ったらすぐに引くことを心がけています。

これを繰り返すことで強くなっていけばよいと思うのです。


考えて慎重になってばかりでは前に進めないので、行動し進みながら強くなっていこうと思っています。

 

 

 

「見栄を張らない」(高田純次)

~誰に対しても変わらない立ち振る舞いがみんなから愛される。

自分の立場を守るだけの自尊心は捨てて、相手に対して見栄を張らず、相手の話に耳を傾ける。~

 

見栄を張らない、我を張らない、つまり余計なプライドを捨てて、たとえ目下の者でも、いつも丁寧に接すれば、あなたは愛され、何かしら自分にもたらされるもの。

見栄を張らない、そんな真の強さが、自分を成長させてくれる秘訣なのだと、改めて実感しました。

 

山崎社長、熱い想いを語ってくださり、ありがとうございました!

 

 

今日の話が、あなたの気付きになれば幸いです。


「未来を創る子どもの先生」が育つ環境を創っていくために。
志と情熱のある方々と、ご縁で繋がっていけたら幸いです。

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