自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでも拓ける

自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでも拓ける

『越境トーク』~「未来を生きる子どもたちにいま何を教えるべきか」~

【静岡ブランドを立ち上げみんなで前に進んでいく】

-13-1 三代目板金屋:山崎社長-

 

凄腕の女性起業家

 

越境トーク第13弾は、

かつて徳川家康に全国から駿河の国(静岡県)に集められた鎧や刀の職人=「金属の芸術家」と呼ばれた先人の技術と感性をルーツに、板金の可能性に挑み、次世代に引き継ぐために3代目板金屋と名乗って、モノづくりに熱い情熱と技術で挑戦し続けている女性社長の山崎さんです。

全3回の今日は第1話です。


山崎さんは、全国の独創的な女性起業家をたたえる「J300アワード」において、2016年度に準大賞を受賞している凄腕の起業家です。

 

山崎製作所は、1967年の創業。

工作機械や自動車、産業機械関連の部品の板金加工を、近年は医療機器の板金加工を受注してきました。

山崎社長は、自社製品の開発で下請けからの脱却を図りたいと、長女の瑠璃さんら女性社員でチームを結成し、「三代目板金屋」のブランドを立ち上げ、インテリアやアクセサリー商品を手掛け始めました。

 


 

自社製品へのこだわり ~下請けからの脱却

『 』内は、山崎社長の言葉を表します。

『 お客さんから依頼されるものをつくっていれば安泰です。

お客さんの言うとおりにつくっていれば文句も言われないし、お金も入ってきます。

ある意味楽です。

 

しかし、そういう中でやってきて、職人の誇りがなくなってきていると、私は気付きました。


現状の部品の製作では、
いまつくっているものがどう使われ
お客さんがどう喜んでくれているのかが、
職人たちには伝わりません。


職人たちは、素晴らしい技術をもっていても、自分たちの仕事に誇りを持てなくなってきているのです。

むしろ自分を卑下するようなところすらありました。


「なぜだろう?」と考えた時に、下請けの仕事ばかりをやっているからなのだと気付いたのです。


私は、自社商品をつくっていきたいと思いました。


同じような時期に、社員からも、これから会社が生き残っていくためには、自社の技術を生かしたモノづくりをしたいという欲求が湧き上がっていました。

 

 

山崎のプライド

 

『 完成品をつくることで、お客様との距離が縮まります。

  これにより、モノづくりへの誇りが持てます。

 

また、これまでは、「お客さま=大手」から毎年のように値引きを迫られ、そのたびに社内の工程を変え、何とかその金額でできるようにやってきました。

大手は安く仕上げてくれるところを探すので、価格競争で業績を悪くして倒産していく会社も少なくないのが現状です。

 

しかし、自社製品なら、それに見合った金額を、自分たちで決めることができます。

 

これから生き残っていくためにも、
自分たちで値決めができる、
売る場所(顧客)を選べるなど、
自社がかじ取りをしていくことが大切だと考えました。

 

山崎社長が掲げる経営理念「山崎のプライド」に、自社製品づくりへの熱い想いが込められています。

山崎のプライド

【私たちは、プロ意識を持ち、できない理由より、できる方法を考え、改善、改革を追究します。】

 

「山は西からも東からでも登れる。

自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでも開ける。」(松下幸之助)

 

先入観や常識にとらわれて、1つのやり方にこだわるのではなく、可能性のあることをいろいろと試すことで道は拓けてくるものです。

 

 

開発した自社製品であるかんざしは、現在「KANZASHI」の商品名で販売されています。

静岡市が認定する「しずおか女子きらっ☆ブランド」にも選ばれており、都内の百貨店や通販大手を中心に取り扱いが広がっています。

 

 

(続きはまた明日)

 

 

今日の話が、あなたの気付きになれば幸いです。


「未来を創る子どもの先生」が育つ環境を創っていくために。
志と情熱のある方々と、ご縁で繋がっていけたら幸いです。

0