普段着で結婚式の申込に来たカップルを叱責した訳

普段着で結婚式の申込に来たカップルを叱責した訳

『越境トーク』~「未来を生きる子どもたちにいま何を教えるべきか」~

【100年恋するウェディング】

-12-2セティボン:鈴木社長-

 

越境トーク第12弾は、

商標登録されている「100年恋するウェディング」をモットーに、
記念日事業を展開しているグループ会社の社長さんのお話です。

オーナーパティシエでもある社長さんの作るバウムクーヘン「百年乃樹」
そして著書「100年恋するウェディング」は
多くのファンを引き寄せています。

 

 

先代の遺志を受け継ぐ ~先代の逸話

 

 2016年に父である先代が急逝し、現場のパティシエだった鈴木さんが、父の遺志を受け継ぎ、グループの代表になりました。

 鈴木さんは、子どもの頃は好きな存在ではなかった父のことを、仕事を通して尊敬するようになったと語ります。

注)『 』内は、鈴木社長の語りです。

『 ある時、穴の開いたジーンズとTシャツで結婚式の申込に来たカップルを、先代(父)は

「結婚式はそんなものではない」

と言って、帰してしまったという逸話があります。

 

これから式を挙げるために何百万円も使い、一生涯の申込にくるのに、そんな簡単な格好をして、普段着で来てはダメだ。

  二人は「なぜ結婚したいのか」

  二人は「これからどういうふうになっていきたいのか」

  二人が「結婚式で呼びたい人はどういう人たちなのか」・・・ 

を問うたと言います。

 

その上で、そういう人たちを二人できちんと迎え、

「おめでとう!」と言ってもらう、

そんな結婚式を創っていくのだという、意味を伝えたと言います。

 

受け入れてもらえず、お客様を1組失うことも覚悟しながらも、大切にしてほしい想いを伝えずにはいられなかったのだと思います。

それが先代の愛情の表現です。

 

実は、翌日そのカップルはスーツに着替えて改めて申込みに来てくれました。

先代の言葉で、お二人の結婚式に対するモチベーションが明らかに変わられました。

 

商売に迎合してしまうのではなく、真にお二人の未来を考える結婚式場でありたいと、先代の想いを大切にしています。

 

鈴木さんが大切にしていること、それは先代から受け継いだ「結婚する二人を想う愛情」でした。

大切にしていることがブレないからこそ、たとえ迷うことがあっても、取捨選択し、信念に基づいた道を選べるのです。

 

後世に文化をつなぐ

 

『 私は年代的に、土の道路がアスファルトになり、電話が携帯電話になるなど、バブル時代と、それ以降の時代と、両方の時代を見ることができています。

今の子どもたちは以前大切にされてきたものを知らず、今あるものが当たり前になっています。

(スマホで電話しながら横断歩道を歩いている小学生を見て、驚きを覚えます。)

 

先人が残した大切な文化をきちんと繋ぐことが、私は使命だと思っています。

 

 

結婚式は、
テーブルに飾ってあるお花を小さくする、
ドレスを1着にする、
料理のメインを安価にするなど、
安くする方法はいくらでもあります。

でも、二人が結婚式でいろいろな人たちに恩返しをするのに、それでいいのかという疑問をもちます。

 

結婚式で流す曲1つとっても、二人が好きな曲ばかりを流すのではなく、来てくれた人たちが分かる曲にする。

二人の趣味ばかりの結婚式はやってはいけないと思うのです。

 

私たちはプランナーとして、二人に大切にしてほしいことを見過ごさず、お二人に伝えて、一緒に考えています。

プランナーは、そのくらい二人の気持ちを変えられる存在であるとも思っています。

 

 

 

結婚式場を二人が戻ってこられる場にする

 

 

メゾン・ド・アニヴェルセルという会場が、二人にとってパワースポットのような場所になれたらと思っています。

時にはここに帰ってきて気持ちがリフレッシュされて、また二人で頑張ろうという気持ちになることができる場になるということです。

 

結婚は、「ふたり」が始まる人生に、たくさんの記念日が綴られていくこと

プランナーは、その始まりを一緒に創る、まさに二人にとっての恩師のような存在になれればと思っています。

 

 

「恩師」とは、様々な解釈があろうかと思いますが、

(まさに先代がジーンズ姿を叱った出来事のように)

商売でもなく、

立場でもなく、

義務でもなく、

その人のためを思い、やらずにはいられない、心からの言葉を伝える存在であると、私は思います。

 

 

結婚式場と一口に行っても、そこで働く人の思いは様々。

 ◇いかにニーズに応えて安く行うか

 〇いかに二人の気持ちを組んで素敵な式をつくるか

 いかに二人の始まりを創り、一生寄り添える存在になるか

 

◇ 〇 ◆ どこを見て仕事をするのか

それは最終的に自分の人生を豊かにする大きな分岐点になるのだろうと思います。

 

 

(続きはまた明日)

 

 

今日の話が、あなたの気付きになれば幸いです。


「未来を創る子どもの先生」が育つ環境を創っていくために。
志と情熱のある方々と、ご縁で繋がっていけたら幸いです。

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