結婚式は 「何のため?」 「誰のため?」

結婚式は 「何のため?」 「誰のため?」

『越境トーク』~「未来を生きる子どもたちにいま何を教えるべきか」~

【100年恋するウェディング】

-12-1セティボン:鈴木社長-

 

越境トーク第12弾は、

商標登録されている「100年恋するウェディング」をモットーに、

記念日事業として、ブライダル、レストラン、洋菓子事業を展開している

有限会社アニバーサリーの代表取締役社長であり、

洋菓子店「セティボン?」のオーナーパティシエの鈴木社長です。

 

鈴木さんがつくるバウムクーヘン「百年乃樹」は多くのファンがおり、「ふじのくに食の都仕事人」としても表彰されています。

また、著書「100年恋するウェディング」も昨年出版されました。

 

「セティボン?」のマーク「?」の意味

 

 

これは、洋菓子事業の拠点であるケーキ店「セティボン?」です。

名前の後ろに「?」のマークがあることにお気付きですか。

 

「セティボン?」とは、フランス語で「美味しかったですか?」という意味です。

食べてくださったお客様に、「美味しかった!」と笑顔になってほしいという気持ちを込めて、日々お菓子作りに取り組んでいるという想いが込められています。

 

2016年に父である先代が急逝し、現場のパティシエだった鈴木さんが、グループの代表取締役社長になりました。

 

鈴木さんはグループの代表になっても、ケーキ店「セティボン?」に早朝6時から出勤し、チームメンバーとケーキ作りを行い、新人と同じ時間を過ごします。

その後ケーキがそろったら、結婚式場に行ったり、レストランの連携業者に会いに行ったりするそうです。

チームメンバー、グループ、取引業者さんなど、時間がある限り、様々なご縁をつなぐことを大切にし、奔走している鈴木社長です。

 

「100年恋するウェディング」というネーミングの響きがとても素敵なので、早速ブライダル事業のお話から伺いました。

 

鈴木社長は、単に結婚式を執り行う商いをするのではなく、100年先まで恋する結婚をプロデュースすることが仕事だと言います。

 

離婚問題の現状

 

鈴木社長は、結婚について、日本が抱える課題を提示してくれました。

注)『 』内は、鈴木社長の語りです。

『 ブライダル事業の拠点である「メゾン・ド・アニヴェルセル」がある富士市は、離婚率が約44%と全国上位地区です。

富士市では、協議会を立ち上げて、離婚問題に歯止めをかけようという動きがあります。

 

富士・富士宮では、婚姻件数が年間約1800組あり、地元で結婚式を挙げるのはその内400組ほどです。

他は外で行っているか、結婚式を行っていないかです。


このことからも、結婚式に対する意識が低いことが推測されます。

全国的にみても、婚姻件数は、年間およそ16000組ずつ減っていて、半面、離婚率は上がっていると言われます。

 


最近は、「喧嘩したから別れる」、「見解が違うから別れる」など、簡単に離婚してしまい、結婚が恋愛と同じ感覚になっている現状があります。

 

離婚問題に歯止めをかけるために、

私が加入しているBIA(厚労省の団体)というブライダル組織では、

ウェディングプランナーを国家資格にしようという動きがあります。


プランナーが結婚の意味や意義を説くなど、その役割の大きさが注目されつつあるということです。

 

手間暇をかけずに済ませる文化ができています。

便利なことも大切ですが、手間暇を省いた始まりには、あっけない終わりもセットになっているのかもしれません。

 

結婚式の意味を考える

 


『 
某結婚雑誌を見ると、

結婚式に60人招待して100万円、

ドレス無料などの掲載があります。

結婚式の単価が下がってきているのです。


単価を下げるということは、結婚式場は、飲食代の原価を下げたり、人件費を削減したりします。

つまり、60人招待したら相応のスタッフを配備してもてなしたいところですが、それをカットし形式的な結婚式とならざるを得ません。


こうなると、カップルのための結婚式なのか、売り上げのための結婚式なのか、意味合いが違ってきてしまいます。

 

私はこうした考え方は嫌いです。

私が形式的な結婚式にしたくない理由は、結婚式は人生のターニングポイントで、意味がある営みだからです。


結婚式を機会に、ご両親との関係を改善することもできます、いかに周りに支えられてきたのかを実感することもできます

 

私たちは、二人のためにどれだけ時間を割き、二人からどれだけ情報を引き出して、結婚式を通じて家族の絆を強くすることができるかを考えます


結婚生活で危機的な時には、結婚式に来てくれた親族やゲストが間に入ってくれる、昔の仲人のような存在をつくることを心がけています。

 

ところで、ウェディングドレスが白の理由をご存知ですか。

 

赤ちゃんが生まれた時に着る産着と同じで、白は生まれた時に着る服です。

新婦さんは苗字も変わって生まれ変わる、新郎と新しい人生がスタートする、だから産着と同じで真っ白なウェディングドレスを着るという意味があります。

 

このように結婚式には様々な意味がありますが、今はそういったことが無しになり、簡単な結婚式ができるようになってしまっています。

 

 

便利な世の中だからこそ、簡略化志向に流され見失わないようにしなければならないことがあるのだと思いました。

ある意味時代に逆行し、「手間暇を大事にする」考え方を取ることは勇気がいることかもしれません。

しかし、「売り上げのためではないお客様のため」というブレない精神があるから、前に前に進んでいけるのだと思います。

 

(続きはまた明日)

 

 

今日の話が、あなたの気付きになれば幸いです。


「未来を創る子どもの先生」が育つ環境を創っていくために。
志と情熱のある方々と、ご縁で繋がっていけたら幸いです。

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