この地だからできるウイスキーへのこだわり

この地だからできるウイスキーへのこだわり

『越境トーク』~「未来を生きる子どもたちにいま何を教えるべきか」~

【ジャパニーズクラフトウイスキーづくりへのこだわり】

-11-3ガイアフロー:中村社長-

 

越境トーク第11弾は、

「ジャパニーズクラフトウイスキーをコンセプトに、日本人のものづくりのDNAを感じさせるウイスキーを世界に送り出したい」という想いで、2016年に「ガイアフロー静岡蒸溜所」をつくられた社長さんのお話です。

 

中村社長は、ジャパニーズクラフトウイスキーをつくるというコンセプトを掲げ、静岡蒸溜所をつくりました。

イメージを十分に膨らめ、地元のリソース(資源)にこだわり、採算を考えれば、通常はやらないような手法も取り入れています。

 

地元のものを使うことが長持ちの基

 

ジャパニーズクラフトウイスキーづくりがコンセプトにあり、静岡らしさがつまったウイスキーをつくりたいと思っています。

地域の味わいを表現したく、この土地の特徴は林業が盛んなので、木を生かしたいと考えました。


まず、蒸溜所の建物自体に地元の木をふんだんに使いました。


また、発酵槽(もろみをつくるための発酵タンク)に静岡の杉を使っています。

通常は奈良の吉野杉を使って木桶をつくるところを、職人に無理を言って静岡の杉でつくりたいとお願いし、一緒に山に入って丸太選びから始めました。

木を見つけ製材して1年間自然乾燥させ木桶に加工していくという、非常に時間と手間をかけた工程を経ました。


通常はこんなことはやらないと思いますが、そこがこだわりです。

近いところで取れたものを使うことが、一番ストレスがないので、長持ちすると言われています。

きっと良い風合いを醸し出してくれると思っていますが、木桶は何年か使っていかないと本来の味わいになっていかないので、結果は今後出てくると思っています。

 

 

独特の味わいを創り出す

 

静岡蒸溜所には、タイプが違う2基の蒸溜機が稼働しています。


1基は、スコットランド製の薪直火で加熱する蒸溜機です。

通常は蒸気で蒸溜しますが、薪の直火で蒸溜しています。

近くで取れた間伐材で薪をつくって蒸溜しているわけです。


もう1基は、メルシャンの軽井沢蒸溜所から移設した、蒸気による間接加熱の蒸溜機です。

閉鎖された軽井沢蒸溜所の設備を買い取ったものですが、その後ウイスキーの評価が上がり、メルシャンの軽井沢蒸溜所のウイスキーは世界的に有名になったのです。

 

薪で蒸溜する原酒なんてどんなものができるか、始めは想像もできませんでしたが、やってみたら独特の味わいのものができました

これは1つの強みになっていくと手ごたえをつかんできています

 

膨らむイメージを現実に

 

さらにさまざまなイメージがあります。


例えば、地元で作った大麦を使ってウイスキーをつくりたいと思っています。

国産の大麦麦芽は値段が高いため、通常は輸入品を使います。

しかし、私は、地元の農家さんと連携して、現在地元で大麦をつくってもらっています。

 

ウイスキー樽にもイメージがあり、ウイスキー業界で好評価されるミズナラが、実はこの先の井川という地域にあります。

ミズナラの樽づくりもこれから検討していきたいと考えています。

 

 

 

中村社長のお話を聴いていて、

夢を描くとは、こういうことを言うのだなと改めて教えてもらった思いがします。

 

中村社長がつくるウイスキーは、
誰もつくったことがない、
単純にコピーもできない、
オンリーワンのモノづくりです。


自分が納得のできる仕事をしたい、そんな熱い想いが随所にこだわりとして表れています

 

 

 

(続きはまた明日)

 

今日の話が、あなたの気付きになれば幸いです。


「未来を創る子どもの先生」が育つ環境を創っていくために。
志と情熱のある方々と、ご縁で繋がっていけたら幸いです。

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