日本でのウイスキーづくり ~リスクとチャンスの捉え方~

日本でのウイスキーづくり ~リスクとチャンスの捉え方~

『越境トーク』~「未来を生きる子どもたちにいま何を教えるべきか」~

【ジャパニーズクラフトウイスキーづくりへのこだわり】

-11-2ガイアフロー:中村社長-

 

 

越境トーク第11弾は、

「ジャパニーズクラフトウイスキーをコンセプトに、日本人のものづくりのDNAを感じさせるウイスキーを世界に送り出したい」という想いで、2016年に「ガイアフロー静岡蒸溜所」をつくられた社長さんのお話です。

 

国内のウイスキー市場は2%

 

日本のウイスキー市場はわずか2%弱です

この数字をあなたはどう捉えますか?

 

2%は少ない」ではなく「2%はチャンス」と中村社長は捉えます。

 

『 日本は、世界のウイスキー5大産地の1つに数えられています。

日本では、1983年がピークで以降、より安価な焼酎にとってかわられて、ずっと下り坂でした。

ハイボールブームから人気が復活し、今は10年前の倍の消費があります。


とはいえ、ウイスキーは国内のお酒の消費量の1%→2%になったにすぎず、ニッチなマーケットです。

でも、だからこそこれはチャンス

しかもつくっている業者は少なく、静岡蒸溜所ができた時、日本で10番目の蒸留所でした。


増えてきてはいるものの、大手を含めても20か所。

ちなみに日本酒は1600以上、ワインやビールも300か所以上あるのが現状です。


ウイスキーの顧客はマニアックな人が多く、常に情報を探しているところもあります。

造り手も少ないので注目を浴びやすいといえます。

うちも様々な雑誌等で取り上げてもらい、広告宣伝費をかけずに知名度は上がりました。


個人的にも売り込むのは好きではないし、知ってもらうよう情報は流しますが、買ってくださいという売込みは好みません。
(『 』内は、中村社長の言葉を表しています。)

 

 

リスクとチャンスの捉え方

 

『 リスクとチャンスの捉え方は人によるものであり、センスとも言われます。

多くの場合、リスクに目が向きやすいし、損得で判断する傾向があります

根本で判断を誤っているように感じるような戦略を目にすることは結構あります。

 

私は、自分の中の価値基準として「人を喜ばせたい」という価値が高いです。

例えば、飲み会の幹事は大好き、パーティーの企画も大好きです。


ちなみにガイアフローが主催しているようなイベント、イベントとしては赤字ですが、ウイスキーに親しんでもらえればいいと思っています。

一生懸命準備をしても赤字では社員のやる気も落ちてしまうところですが、「将来的にはいつか会社に戻ってくる」と社員には伝え、汗を流してもらっています。

 

 

オクシズでのウイスキーづくり

 

 

『 私は、元々清水の生まれですが、静岡は地価が高く、広い場所もないと諦め、蒸留所をつくる場所を他で探していました。

これという場所がなかったところ、地元の不動産屋さんが紹介してくれたのがこの地です。

 

灯台下暗しで、来てみると川が流れていて、山があって空気がきれいで、場所も十分な広さがあってアクセスもいいのです。

井戸を掘ってみると、南アルプスの伏流水で品質も良く、ウイスキーづくりには最適の水に恵まれています。

 

 

静岡市からもバックアップを得られ、これが大きな追い風になって話が進んでいきました。

様々な巡り合わせに恵まれたという感があります

 

 

 


私たちは、何か新しいことに挑戦しようとする時、往々にして、その「方法」に目が行き、「難しい」「無理だ」などと、頭で考えて判断し
がちです。

 

ところが、まずはゴール、なりたい姿や得たい結果を明確にイメージすることが重要であって、それを実現する方法は後からついてくるともいわれます。

 

どの位置から見るのか、随分と景色は違います。

 

こういった考え方の違いが、前に進んでいく人とそうでない人との違いになるのだろうと、お話を聴きながら感じました。

 

 

(続きはまた明日)

 

今日の話が、あなたの気付きになれば幸いです。


「未来を創る子どもの先生」が育つ環境を創っていくために。
志と情熱のある方々と、ご縁で繋がっていけたら幸いです。

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