決断の基準は、自分を高めること

決断の基準は、自分を高めること

『越境トーク』~「未来を生きる子どもたちにいま何を教えるべきか」~

【新しいものへの意欲と常に挑戦し続ける姿勢】

- Vol.9-2 NORI:西谷さん -

 

<人との繋がり>

 

 イタリアでの4年間は、人との出逢いの4年間でもありました。

偶然の出逢いからの始まりですが、いろいろな夢を描いている仲間の輪の中にいました。

時間があれば仲間とグラスを傾けながら、互いの夢を語り合いました。

その場に安住してしまわないように、自分たちで期限や着地点を決めようと、1人1人が具体的に目標を決めて挑戦していました。

 

イタリア当時の私は、日本人の料理人と付き合うのではなく、あえて外に目を向け、人との繋がりをもちました

いろいろな職業の人間と出逢い、面白いことを探していました。

これが、自分にとって大きな刺激になっていました。


いろいろな人とのネットワークができ、「手伝ってほしい」など、頼り頼られることもありました。

おかげで、仕事も遊びも自分の選択枠が広がり、ひいては自分のチャンスが増えることになりました

 

 

 


自分のいる世界から外に目を向け、異業種の仲間を得ることで、自分の視野や選択肢、そしてチャンスを増やしていくという考え方は、私たちにとっていま必要なことだろうと思いました。

それは、異質なものをかけ合わせた時に創り出せる「かけ算」ができるからです。

 

さて、日本に帰国する西谷さんは大きな決断をします。

 

<目先のお金ではなく新たな経験という投資>


 修行を終えて帰国を考えているタイミングに、ミラノの師匠から「六本木ヒルズにお店(高級レストラン)を出すので料理長をやらないか」というお誘いがありました。

魅力的なお話ではありましたが、ミラノでやっていることをそのままやることになり、そこに何があるのかな?と思いました。

ミラノでやってきたことをコピーして伝えることに魅力を感じなかったのです。

 

もっと刺激を求めたい、もっと面白いことをやりたい、お金ではなく、経験のないこと、ワクワクすることをやりたいという欲求の方が高かったのです。

 

ちょうどそんな時に、神戸でレストランカフェの料理長をやらないかという声がかかりました。

自分の中では「カフェ」は新たな分野であり、新しいものを身に付ける面白さがありました。

新たな経験、勉強という意味合いが強くあり、カフェでお世話になることにしました。

 


カフェでは、パスタ、パン、デザートなどのセクションに分けて各チームに教えるべきことがあり、私は料理長という立場ではあるものの、プロデューサー的な存在になりました。

つまり、各チームのメンバーが「いかにこの仕事に興味を持ってくれるか」にこだわりました

料理を教えるというよりも、仕事を楽しくやれるカフェを創りたかったです。

働いている人は、学生やアルバイトが中心の素人が多かったのですが、とても楽しくやれました。

中には、大学を卒業して、料理人になりたいとイタリアに行く者もいました。

 

人生は決断の連続と言われますが、まさに西谷さんの生き方も、ご自身を高めるために、その都度の決断の連続です。

決断の基準が、西谷さんの信念に基づいていることがとても熱く伝わってきました。

 

 

 

今日の話が、あなたの気付きになれば幸いです。


「未来を創る子どもの先生」が育つ環境を創っていくために。
志と情熱のある方々と、ご縁で繋がっていけたら幸いです。

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