イタリア料理への挑戦~お客様を喜ばせるエンターテイメント

イタリア料理への挑戦~お客様を喜ばせるエンターテイメント

『越境トーク』~「未来を生きる子どもたちにいま何を教えるべきか」~

【新しいものへの意欲と常に挑戦し続ける姿勢】

- Vol.9-1 NORI:西谷さん -

 

越境トーク第9弾は、

2015年に行われた「食」をテーマとしたミラノ万博に、日本代表の1人として派遣されたイタリア料理店NORI(藤枝市)のオーナーシェフ:西谷さんです。

「チーム静岡」のチームリーダーとして、静岡の仕事人と食材をつなぎ、日本の中で第2位という観客動員を果たしました。当時多い日は9時間待ちという長蛇の列を作るほど盛況だった日本館を支えたお一人です。

 

写真はNORIの看板です

看板のロゴ「NORI」ですが、
NOIはナンバーワンを、
Rはレストランをそれぞれ表しており、
全体としては、「目指すところはレストランNO.1」という思い
が込められているそうです。

 

<イタリア料理を目指したストーリー>


西谷さんは日本料理を学び、日本料理店で料理人としての人生をスタートされました。

 

『 日本料理の世界は、がちがちの厳しさがあります。

ところが、イタリア人が楽しく料理作りをしている光景を見て、
「自分は仕事を楽しんでやっているのか、それとも仕事をさせられているのか」 分からなくなってきました。


親方に相談した上で、イタリア料理の世界に飛び込んでみることにしました。

5年間ほど、大阪にあるイタリア料理店で働きましたが、やればやるほど面白くなっていき、現地に行ってみたい欲求が出てきました。

そこで、1週間時間をもらってイタリアへ行ってみました。

 

イタリアでは、「料理ってシンプルで、お客様を喜ばせるエンターテイメント性が必要なのだ」ということを痛感しました。

お客様を喜ばせるためには、まず自分が喜んでいること。

つまり、仕事って、自分が楽しんでいるから、お客様も「食を通じて楽しんでもらう」ことができる。

自分が楽しんでいなければ人を喜ばせることもできないということです。

 

イタリアに行ったら、ぜひ行ってみたいレストランがありました。

フィレンツェの観光客も来ないような山奥のレストランなのですが、(雑誌でみる)料理から見るエネルギーがもの凄かったからです。

 

 

イタリア旅行の最終日にこのレストランを訪れました。

行ってみると、自分と同じような年齢の日本人が働いていました。

彼としゃべっていると、同じ年なのにとてつもなく雲の上の存在のように感じられたのです。

互いに腕前を披露したわけでもないのに、彼の「目」が凄さを物語っていました。

凄くいい目をしていて、充実感が伝わってきました

それに引き換え自分は何をしているのだろうと思い知ったのです。

すごく悔しさがこみあげてきました!


この時、ここの料理を学びたいと痛感し、その場で彼を通じてボスに頼んでもらい、このレストランで働くことを決めてしまいました。

 

日本に戻り、半年間語学学習などイタリア行きの準備をし、再び現地に行きました。

 

まさに秘境の土地にあるレストランで、「自然と一体化して、命あるものを大事にする」ことをコンセプトにしていました。


食材は全てレストランの周りにあります。

土から抜く、木からもぐ、オリーブオイルも絞る、ベーコンも生ハムも作るなど、料理の素材はすべて取ってくるところから始まり、すべて自分たちの手で作ります。

素材づくりという点では、イタリアの三ツ星レストランのシェフが勉強しに来るようなレストランでもありました。


このレストランでの経験が、いま自分が「素材を大事にする」というコンセプトの原点になっています。

 

 

今日の話が、あなたの気付きになれば幸いです。


「未来を創る子どもの先生」が育つ環境を創っていくために。
志と情熱のある方々と、ご縁で繋がっていけたら幸いです。

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