農業はサイエンス

農業はサイエンス

『越境トーク』~「未来を生きる子どもたちにいま何を教えるべきか」~

【次世代へ繋がる農業を創造する】

- Vol.8-4 ハッピークオリティ:宮地社長 -

 

低カリウムのドクターメロンや、機能性表示食品の可能性のあるトマトを開発し、どれだけ儲かるのだろうと思いがちですが、宮地社長の思いは、決してお金儲けには片寄りません。

 

メロン農家は、後継者も減り、激減している

『 メロンづくりは、重油代がかかるなど資金面も、そして労力もかかりとても大変です。

しかし、ドクターメロンなら、資金も労力も半分以下でできます。

 

私が目指していることは、システム(データを基にした栽培管理)をつくって広げることです。

 

研究棟で試し、大きなハウスで実現していき、誰でもできる栽培マニュアル化する。

 

(企業秘密などせず)見たい人がいればいつでも見せるし、教えます。

反対にもっと良い方法があれば教えてほしいとも思います。

みんなで共有すればいいし、より良いシステムができ、広がっていけばいいと思っています。


国がうちのシステムに注目してくれたので、どんどん広げたいという思いから、経産省の新連携事業等、国の事業にも協力しています。

 

「一次産業の衰退を止めたい」 ここに強い思いがあります。

 

誰にでもできる農業と言いましたが、うちの社員は、農学の教授クラスが1人、それ以外は素人でのスタートです。

しかし、2年ほどで(人に教えられる)先生のレベルに成長しています。


トマトだけで1つのハウス8000本、計7つのハウスを抱え、年間4回収穫していますが、たった5人で回しています。

ロジカルにコンピュータを導入し、水、肥料をコントロールする栽培技術があるからできるのです。

 

 

私は、社員たちに、「農家」ではなく、「技術者集団」と呼んでいます。

農業はサイエンスです。

 

可視化してシステムをつくることで、どんどん広がっていくことを願っています。

 

また、農業を広げていくために、学生の農業へのイメージを変えていくことも重要です。

学生がうちの社員を見て、「ああなりたい!」と言わせたい。

そのために、「きつい」「汚れる」「儲からない」という負のイメージを払拭したいのです。


例えば、うちの会社は週休2日制です。週末はしっかりと休みをとらせます。

社員をプロデュースして、イメージチェンジを図ろうとしています。

 

 

「一次産業の衰退を止める」

決して利己的な思いではなく、日本の未来をも視野に入れた大きなビジョンにはとても共感します。

 

食のバリアフリー化を実現した低カリウムのドクターメロンや、機能性表示食品の可能性のあるトマトなど、多くの人をハッピーにしていくものづくりに果敢に挑戦する宮地社長の価値観が、さらなる開発成長を生むのだろうと思いました。

 

 

今日の話が、あなたの気付きになれば幸いです。


「未来を創る子どもの先生」が育つ環境を創っていくために。
志と情熱のある方々と、ご縁で繋がっていけたら幸いです。

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