食のバリアフリー化を目指す

食のバリアフリー化を目指す

『越境トーク』~「未来を生きる子どもたちにいま何を教えるべきか」~

【次世代へ繋がる農業を創造する】

- Vol.8-2 ハッピークオリティ:宮地社長 -

 

 

食のバリアフリー化


越境トーク第8弾、2回目の今日は、宮地社長が「ドクターメロン」開発に乗り出したストーリーをご紹介します。


 腎臓疾患の患者さんなど、カリウム制限をかけられている方は、カリウムが多く含まれる食品を食べることができません。

メロンやレタスは、特にカリウムが多く含まれる代表的な食品です。

 

こうした患者さんが家族にいる場合、
例えば美味しそうなメロンをもらっても、家族は気を遣い、隠れて食べることになってしまいます。

患者さん本人も家族に気を遣わせていることにストレスを感じます。

負のスパイラルです。

 

家族がお互いにストレスなく食事ができることが一番の幸せです。

そこで、低カリウムのメロンをつくろうと思いました。

 

しかし、「メロンを制するものはすべてを制する」と言われるほど、メロンづくりは難しいです。

 


窒素、リン酸、カリウムは3大栄養素

窒素、リン酸、カリウムは、植物の3大栄養素なので、カリウムが少ないメロンなんて作れるわけがない。
ましてメロンづくりはとても大変な果物のため、周囲に一蹴されました。


しかし低カリウムメロンは、既にある大学教授が研究発表し、論文も出ていました。

商品にはなっていませんが、学問的には可能だということです。

理論的にできるなら「できるはずだ!」と考えました。

 

そんな時、静岡大学の教授に出逢い、大学教授等と連携して共同研究することに踏み切りました。

 

私の原点は、
「たとえ食事制限で食べることが難しい方でも、お祝いの日には家族団らんでメロンを楽しんでほしい」という想いです。

食のストレスを軽減して、食のハッピーを提供したいという想いです。


このため、開発するメロンのテーマを「一家団欒」と掲げ、開発に乗り出しました。 


「(家族間の)障壁」=「食へのストレス」をなくすことができれば、食のバリアフリー化ができる、と大きなビジョンを掲げました。

 

研究には膨大な資金と時間を要しましたが、
理論上できるという確信があったこと、
そして(メロンを)求めている人がいることが、挑戦の支えとなっていました。

 

宮地社長の開発ストーリーを聴いていると、まるでプロジェクトXでも観ているように錯覚しました。


「やむにやまれぬことを仕事にしなさい」と聞いたことがありますが、そうした使命にも似たものに出会った宮地社長は、本当に幸せだと思いました。

 

あなたの「やむにやまれぬこと」は、何ですか?

 

 

今日の話が、あなたの気付きになれば幸いです。


「未来を創る子どもの先生」が育つ環境を創っていくために。
志と情熱のある方々と、ご縁で繋がっていけたら幸いです。

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