モノづくりの現場に女性が進出

モノづくりの現場に女性が進出

『越境トーク』~第一線を走る社長さんが、仕事で大切にしていること~

【21世紀をリードする切磋琢磨とは?】

- Vol.7-4 興津螺旋株式会社:柿澤社長 -

 

ねじガールの誕生

 

工場の現場で女性が働くことは珍しいと聞きますが、興津螺旋では、現場で働く社員の半数にまで女性が進出してきたといいます。

さて、現場で働く女性はどのように誕生したのでしょうか。

 


 
工場(モノづくりの現場)は男性の職場でした。

2012年に外国語学部を卒業し、事務職として入社した女性社員がいました。

通常新入社員は全員現場実習がありますが、女性社員の現場実習は、箱詰めとか袋詰めなどの軽作業中心でした。


ところが、本人(Aさん)が加工の現場実習を希望したのでやらせてみたところ、Aさんが加工現場を気に入って、ずっと現場で働きたいと言い出しました。

 

ちょうどその頃、「今後は少子高齢化の時代を迎えるので、女性でも働けるような現場をつくっていかなければならない」と考えていた矢先でした。


渡りに船だと思い、Aさんをモノづくりの現場で働かせてみようと決めました。

Aさんが現場で大変に感じることを工夫し改善していけば、

「女性が男性と同じように働ける現場ができる」

さらに「女性が入りたいという会社をつくることができる」

と考えました。


これが「 ねじガール 」の始まりです。


柄の長い工具を備え、女性でも力がかけやすいようにしました。

火花が飛ぶような工程は機械で自動加工するようにして危険も減らしました。

会社として、ねじガールが仕事をしやすいように工夫を重ねました。


Aさんは、男性に負けないほどのみ込みが早く、短時間に機械をマスターしていきました。

男性が現場でモノづくりをすることは普通です。

ところが、女性が現場に入ることに対しては、女性の家族や周囲の人がなかなか理解を示してくれません。

女性が現場でモノづくりをするには、様々な理解の障壁があり、会社、親、周囲の理解が必要だということを痛感しました。


後から聞いた話ですが、ねじガール1号(Aさん)も親の反対があったといいます。

 

このように、女性が工場の現場でモノづくりに携わることは、希望する女性本人に、相当強い意志と行動力がないと実現しづらいです。


このため、スタート地点に立つために努力を要した分だけ、男性よりも女性の方が入社後のモチベーションが高いことが多いと思います。

 

ねじガール1号の頑張りと成功があり、マスコミなどにも取り上げられて認知を得たことが、その後女性が現場に入ることを後押しし、ねじガールが増えていきました。

 

 

私は、ねじガール1号さんは「自燃型の人」(自ら動き主体的に考える人)なのだろうと、ふと思いました。

自然型の人がチームにいるとチームが変わる、そんな期待を込めながら、この後のお話に耳を傾けました。

ねじガールの続きはまた明日。

 

 

 

今日の話が、あなたの気付きになれば幸いです。


「未来を創る子どもの先生」が育つ環境を創っていくために。
志と情熱のある方々と、ご縁で繋がっていけたら幸いです。

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