「学歴はすごいけれど、目標がない若者」~会社を興した社長から見た若者の課題とは何か?

「学歴はすごいけれど、目標がない若者」~会社を興した社長から見た若者の課題とは何か?

『越境トーク』 -社長インタビュー Vol.1-3 ナルテック株式会社:田島社長 -

 

「あなたは、若手にどんな課題を感じていますか?」

 

2 若手への期待と課題

田島さんが創業されたナルテックは、『Dream on chips』の経営理念の基、
技術者の夢の実現と豊かな価値の創造を目指し、
社会への貢献に邁進する会社として成長してきました。

PC周辺機器、特にプリンタコントローラの開発を行っており、その製品は世界中に出荷されています。

田島さんは、ナルテックを世界に名を馳せる会社に成長させています。

 

仲間を率いて会社を興し、世界にシェアを拡大する会社を創りあげた田島社長に、
若手の課題や、若手に期待することを尋ねてみました。

 

まずは、課題だと感じられていることを3つにまとめていただきました。


1つ目は、『主体性』

 何をしたいのかが明確ではないと感じます。
例えば、一般的に「すごい!」と思われる学歴なのに、
「母が良いと言ったから(その大学に)行きました。」など、
自分の意思がなく進学しているような実態もあります。
また、情熱が外に表れてこないため、やる気が伝わってこないと感じることもあります。

 

2つ目は、『基礎を応用するチカラ』

 現場では、(学校で学んできたこと=)基礎を実践の場でいかに応用できるかが求められます。
すでに学習してきたことを活用して新たなものを創っていくわけですが、
応用が利かない、基礎を応用できないと感じます。
基礎が十分身に付いていないという要因もありますが、やり方だけ身に付けており、
本質が理解できていないので、応用・活用できないという要因もあります。

 

3つ目は、『プロセスを説明するチカラ』

 いわゆる方程式は解けても、なぜそうやって説くのかが説明できないといった現象がよくあります。
応用力に欠けるといった事にもつながりますが、答えに至るまでの
プロセスを自分の言葉で
説明ができないのです。
自分で新たな製品をつくっても、どうやってそれをつくったのか、プロセスを説明できないのです。

 

続いて、期待も込めて、身に付けていてほしいことを3つにまとめていただきました。

 

4つ目は、『いろいろな人の話を聴くチカラ』

 答えがないので、いろいろな人の話を聴き、常に選択肢を増やす努力をしたいものです。
選択肢を増やして、より良いと思うものを判断し、納得できる答えを見出していってほしいと思います。
そういった意味でも、人との関係をいかに創ることができるかは、
人生の商材ともいえるようなチカラだと考えます。

 

5つ目は、『精神力』

 仕事をしていて、うまくいかないことの方が多いです。7~8割はうまくいかないと思っています。
でも、うまくいかないからといって投げやりになり、捨てることはできません。
うまくいかないことも飲み込んで進んでいく、そういった精神力が求められます。

 

6つ目は、『特徴のある人』

技術屋はみんな尖がっています。欠点がなく何でもそつなくできるけれど特徴がない、
これではおそらく必要とされる人材にはなり得ないのではないでしょうか。
「これは俺の得意分野だ」「これは俺に任せておけ」というくらい、
尖ったものをもっていることは、特に技術開発の世界では大事なのです。

 

 

さて、田島社長が挙げた課題と期待、これらをもとに、
子どもたちに身に付けたい再現性のあるチカラを一緒に考えていきました。

(続きは、また明日配信します)

 

今日の話が、あなたの気付きになれば幸いです。


「未来を創る子どもの先生」が育つ環境を創っていくために。
志と情熱のある方々と、ご縁で繋がっていけたら幸いです。

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