『スピーチの極意 Vol.1~感情を動かす』

『スピーチの極意 Vol.1~感情を動かす』

 

「人前で話すことが苦手」「人前だとうまく話せない」

大人でさえこういう不安を抱く人が多いのに、子どもたちに「上手に話す術」をどうやって教えますか。

今日は、スピーチの師匠【海野さん】から授かった「スピーチの肝」をお伝えします。

 

海野さんは、元舞台役者さん、演劇の世界で生きてこられた方です。

現在は、その経験を活かし、スピーチコンサルタントとして活躍されています。「役者脳トレーニング」(人前で話す人を魅力的に輝かせ、心を動かす話し手になるためのトレーニング)で、起業家や社長、教師、講師、そして学生等、人前で話す機会のある人たちの自信とスキルを鍛える「先生」です。

 

 

ところで、皆さんは、役者さんってどうしてあんなにうまく演じられるのだと思いますか。

 

 

役者さん=演技がうまい=誰かになりきることが上手な人、私はこんなイメージをもっていました。

もう少し付け加えると、

例えば、怒っているシーンを演じるとしたら、私は、ドラマで見たことがある「怒っている人」、または身の回りで見たことがある「怒っている人」を想像して真似る (演じる)と思います。

皆さんは、演じるってどんな印象や感覚をもっていますか?

ところが、海野さんは、私の「演じる」という感覚を変えてくれました。
そして、スピーチの上達に大きな財産を与えてくれたのです

 

 

笑う、怒る、嬉しい、悲しい、不安、喜び、感激、落胆‥‥‥
様々な感情があります。

誰でも一度はこれらの気持ちになったことがあると思います。

 

 

では、先ほど取り上げた「怒っている自分」を思い出して、その時の気持ちになってみてください。

メラメラと湧き上がってくる怒り🔥を感じるところまでいきましたか?

役者さんであろうが私たち一般人であろうが、怒りの感情は分かります。

 

でも、私たち一般人は、「怒ってみて!」と言われても、すぐにその感情になれるものではありません。

どこか空々しく、どこか恥ずかしがりながら、そんな「怒る」になるのが関の山です。

でも、瞬時に感情を動かして、その感情になることができる、それが役者さんなのです。

つまり「演じる」というのは、誰かを真似ているのではなく(※そういう役作りもあると思います)、演じる=『自分そのもの』なのです。

嬉しい自分、悲しい自分、怒る自分、不安な自分‥‥
『瞬時に感情を動かして』その状態の自分になることができるということです。

 

では、感情を動かすこととスピーチの関係です。

よく考えてみてください。
人前でスピーチをする時、
「嫌だなあ」
「うまくしゃべれるかなあ」
「原稿通りに言えるかなあ」
などと考えていたら、

 

➡感情は → 「不安」「心配」「憂鬱」

➡状態は → 過緊張
(背中が丸まる、うつむき加減)

➡結果は → うまいスピーチはできない


こんなスパイラルになるでしょう。

 


ということは、うまいスピーチをしたければ、
「喜び」や「感激」などのプラスの感情が必要だということです。

いわゆる「よっしゃっ!いっちょやってやるぞ!!」こんな気持ちです
(※具体的にプラスの感情にする手段については後日Vol.2で共有しましょう)

 

海野さんは、
「うまくスピーチができない人って、身体の使い方が悪いんです。
ちょっと変えてあげるだけで、随分とスピーチも変化します。」と言います。

とても興味をもった私は、海野さんのセミナーに参加してみたのですが、

「感情を動かすことがいかに大事か」

「話し手だけでなく、聴き手がいかに大事か」

「スピーチの作り方を知っているといかに簡単にスピーチができてしまうのか」

ということを実感しました。

 

「小学生は初めて」という海野さんにお願いして、「簡単なスピーチができるようになる」ことを主たる目的にして、6年生対象の講座を開いてもらいました。

講座は45分×3コマで行いましたが、海野さんは、感情を動かす感覚をつかませること、恥ずかしさを捨て自分を表現する感覚をつかませることに2コマ費やされました。

小学生はスポンジが水を吸い込むように教えを素直に吸収していくので、2コマ目で行った「季節を表現するワーク」では、思わず「おーーー!」と感心するほど、子どもたちがもっている表現力が引き出されていました。

また、音読を使って感情のコントロールをするワークでは、上手に読むとか、抑揚をつけるとかのテクニック的なことではなく、想像力を使って話すことで気持ちは入るということを、子どもたちは体験しました。

 

ワークを通じて、子どもたちの様子が少しずつ変わっていきます。

想いがあるのに(自分自身の中に枠があり)自分を止めてしまっている子、

ちょっと変わった発想をするから(言わない方がいいかなと)表現を止めてしまっている子、

こういう子たちが、自分を出せるようになる様子が見られました。

こうしたワークを続けていけば、子どもたちは自分を思うように表現できるようになり、きっと「もっと生きやすくなる」のだろうと思いました。

感情を動かすことを覚えること ➡ 表現力の高まり ➡ 生き方
にも大きな影響がありそうです。

 

さて、あなたは自分の感情を自在に動かすことができますか。

少なくとも、人前で話すときに、自分の感情をプラスに動かし、気持ちを高めて話すことができますか。

では、引き続き次回もスピーチの極意について、話を進めていきたいと思います。

 

 

今日の話が、あなたの気付きになれば幸いです。


「未来を創る子どもの先生」が育つ環境を創っていくために。

志と情熱のある方々と、ご縁で繋がっていけたら幸いです。

 

 

 

 

 

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